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4月理事会 理事長あいさつ

2018.5.09

2018年度が新しく始まりました。今年は理事会改選の年でもあり、第6次長期計画策定の年でもあります。新しく登用した管理者の下で、新しい事業運営が始まっています。今年度もそれぞれの事業所の院所利用委員会などでご指導をよろしくお願いします。

さて、4月期の法人活動の特徴についていくつか報告します。

一つは、当法人グループでも各職能の新卒新人が30数名入職し、統一の新入職員研修を終了し、更に職能ごとの基礎教育を受けつつ各職場につこうとしているところです。少子化と医療介護界の厳しさを背景にしても、昨年同様の新卒を確保できたのは後継者の確保と育成に力を入れてきた法人・事業所のトップ管理者の指導性の賜物と思い、理事会としても感謝し、評価したいと思います。ご苦労様でした。新入職員の多くは国家認定の専門資格を持つ人たちですが、入職式の場では、専門職としての自己実現と、患者利用者の利益のために尽くすこと、そして所属する組織の発展に尽くすことを、バランスよく追及するようにと命題を与えましたので、きっと真面目な人ほど思い悩みながら活動し始めていることと思います。皆様からの今後の励ましをよろしくお願いします。

二つ目の報告は、梶山診療所が新たな事業所で診療を無事に開始したことで、末吉地域を中心に新たな患者の来院も増えているようで、私も火曜日の午前に応援診療をしていますが、岡山所長以下の職員・友の会の士気も一段と高いように感じています。最近、梶山診療所での常勤医師2名体制の目途もつきましたので、当初の事業活動計画/予算計画を達成すべく法人をあげて支援してゆきたいと思っています。

三つ目の報告は、長期計画の策定に先行して、今年度が医療法で定める地域の基準病床が大きく配分される年であることに関係して、増床の可能性について検討するプロジェクトが発足したことです。汐田総合病院が増床をする意義について、そして連動する事業計画について、地域のニーズ、主体的力量、法人の長期的発展の可能性を確保する視点から、行政の保健医療計画や地域医療構想の推進のペースにのり遅れないよう検討を進めています。大きな投資計画にもつながりますので、時期を見て理事会でも説明し、了解を得たいと考えています。