評議員会開会挨拶
お忙しいところ2018年の定時評議員会にお集まりつまりいただきありがとうございます。
ご存知の通り、評議員会の重要な任務は法人の運営を担う理事を選任することです。
この法人運営の仕組みを国の運営に例えれば、評議員の皆さんを国民、理事会は国会、理事長以下の業務執行理事は内閣みたいなものでしょうか。
今、実際の国会では、内閣総理大臣が率先して政治を私的に利用し、閣僚と内閣、役人はその意向に逆らえずに公文書を改ざんしたり破棄したり、虚偽答弁を平気でしたりしています。残念ながら国会はうそを正すことができず、疑惑の当事者はモラルが無いから政治責任を取ろうともしない。国民の大多数はそうした嘘を見抜いてうんざりしているけれども、国政選挙の場面も当面ない。怒りと閉塞感と失望がない交ぜになって、人々のモラルに悪影響を与えて、社会全体の規範意識が壊れようとしています。こうした事態が横福協の法人運営に生じた場合を想像してみると、理事長以下業務執行にあたる理事の首がすべて飛んで、理事会は総退陣。一方で、現場職員の離職やモラル低下で横福協自体はきっと存続ができない状況となっていることでしょう。そんなとんでもない状況が想像されて、私は背筋が寒くなると同時に、怒り心頭の気分になります。
本日の評議員会に理事会として報告する決算や事業報告には改ざんや虚偽は一切ございません。内部監査人や外部会計監査人の点検もしっかり受けているものです。国政レベルでの腐敗や茶番とは無縁と思ってはおりますが、評議員の皆さんは国政で言えば国民を代理する人、法人職員の代表ともいえる人です。真剣なご審議の程、よろしくお願いします。
理事会閉会挨拶
皆さんからの選任を受け、理事長として今期2年間の法人運営の舵取りを任されることになりました。改めて実の引き締まる思いです。法人の運営には業務執行理事、法人と事業所にはそれぞれの管理者がおり、理事長一人で何ができるという訳ではありませんが、大きな組織の内外の状況を適切に理解・判断して、外に向かっては組織の代表としての役割を適切に果たし、内部に向かっては長期計画策定と実行を主導し、展望と確信に基づいて、適材適所の役職員登用によって法人全体の動きを前に進めてゆくことが役割と思っています。幸い、心身の状況はまだこの任に堪えると判断しておりますので、任務を精いっぱい果たしたいと思います。各理事の皆さんのご協力をよろしくお願いいたします。