たくさんの方々に足を運んでいただいた内覧会から２週間。様々なご意見をいただきより良い体制をつくり上げようと残りの工事や内装、機器の搬入などが急ピッチで行われ５月連休明けの７日から診療が始まりました。
初日は初めて入る診療所の受付や診察室などの配置に戸惑われる患者さんで受付も診察待合室もごったがえしていましたが、職員の不慣れなことへも患者さんのほうがお気遣いいただき恐縮しつつ、何とか乗り切ることができました。
現在は患者さんもしだいに慣れていただき落ち着いて日常の診療をおこなっております。
総合受付（兼会計窓口）は入口を入ってすぐ左側にあり、さまざまなお問い合わせや健康診断の受け付け、会計もこちらで済ませていただいております。問診室もそなえプライバシーに配慮したつくりになっております。また、医療のことや経済的なことでお困りなことがありましたら、無料低額診療事業も行っておりますので迷わずご相談ください。
仕切りがあり、お子さんも安心してかかれる歯科治療室
とても明るく広くなって、内覧者から「ここでかかりたい」という要望が多かった歯科の治療室。完全個室になるオペ室も完備され、車いすの方も入りやすく工夫されており、小児もかかれる歯科に期待は大きく膨らみました。
治療にこられた患者さんからは、「広くてきれいになったね」と喜びの声が聞かれ、先生や職員の顔もほころびます。「友達にも紹介する」と今後の歯科診療に対する期待も寄せられました。
職員も、新しい機材を導入し働きやすくなった職場で、医科歯科連携で地域に密着した医療を提供できるようがんばろうと、話しあっています。
全国でも数少ない重度認知症患者デイケア
重度認知症患者デイケアと一般デイケアとの大きな違いは、介護保険ではなく医療保険で運営されるデイケアになっていることです。
全国に２３９施設ありますが、都道府県分布は一様でなく、実施施設がひとつもない県が５県、ひとつしかない県が９県もあります。
神奈川県には５施設（編集部調べ）ある中の１つに数えられます。専門医のほかに看護師・作業療法士・臨床心理士・介護福祉士等、様々な職種がきめ細かく対応しています。
25人以下という施設基準がありますが、重要な役割を担っている数少ない認知症の専門施設です。
