本日の理事会は、理事長が欠席のため、代わって開会のあいさつをさせていただきます。
7月理事会以降の情勢で2つ話したいと思います。
一つは、7月30日投開票で行われた横浜市長選挙です。
今回の市長選挙では、私たちが参加しています「市民の市長をつくる会」が初めて独自候補を出さず、民進党前横浜市議の伊藤ひろたかさんを支持するという形で行われました。候補者決定が遅れに遅れ、選挙準備態勢なども不十分などもあり、結果は、現職の林市長が再選され、伊藤さんと同じく、反カジノ、中学校給食実現を掲げた元逗子市長の長島さんが次点となり、僅差ではありましたが伊藤さんは3位でした。 この結果について、さまざまなご意見があると思いますが、私は、民進党の一部、自由党、日本共産党など野党と市民の共同が横浜市長選挙でできたことの意義はたいへん大きいものがあると思っています。また、カジノや中学校給食が大きな争点となり、現職の市長を追い込んでいったこと。小児医療や特養ホーム整備の拡充を現職市長が選挙戦中で訴えるなど、市民要求の実現という点でも大きな前進があったと思います。この事は、きちんと確認しておく必要があると思います。
もうひとつは、人類史上初めて核兵器を違法とする核兵器禁止条約が採択され、初めての原水爆禁止世界大会が開催されました。長崎大会は、国内外から7千人が参加して大きな盛り上がり中で成功しました。当法人グループ、よこはま健康友の会から14人の方が代表参加しました。本日の理事会にも報告書をお配りしました。安倍首相は、核兵器禁止条約には一言もふれず、条約参加に背を向ける態度に終始し、多くの批判を浴びています。長崎市主催の平和式典の中で、長崎市長は、核兵器禁止条約について「被爆者が長年積み重ねてきた努力がようやく形になって瞬間でした」と強調し、「条約の交渉会議にも参加しない姿勢を、被爆地は到底理解できません」と批判しました。また被爆者団体の代表は、「総理、あなたはどこの国の総理ですか。いまこそ日本が核兵器廃絶の先頭に立つべきです」と首相要望の場でせまりました。 私たちは、日本を禁止条約に参加させるための運動に参加していきたいと思います。当面は、署名活動に全力で取り組んでいきたいと決意しています。